公益社団法人 青少年健康センター 茗荷谷クラブ
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茗荷谷クラブでは、ひきこもりや発達障害の方の“居場所”支援を行うため、皆様からのご寄付をお願いしております。

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ここで利用者の方々がどのような思いを抱いているのか、また私たちスタッフがどのような考えのもと“居場所”支援を行っているのか、少しでもご理解いただきたく、一例をご紹介いたします。
(※以下の内容は、ご本人の承諾を得た上で、実際の内容を損なわない程度に加筆してあります。)

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Aさんが私たちと出会ったのは、21歳の時です。
小中と私立の学校に通っていたAさんは、周りと同じように有名高校を受験して、何となく高校生活が始めました。しかし、その生活も長くは続きませんでした。「先が見えた」というAさんの言葉に象徴される、良い大学に入って、良い会社に入るという、一般的なキャリアコース、親や周囲の期待から出来上がったレールに乗っていた自分に気がつき、違和感を覚えたからです。この時のことをAさんは「今まで自分は、人の期待や周りに流れされてきて、自分が分からなくなった」と表現しています。人の目を気にして生きる、期待に応えるために生きる、そんな自分は何のために生きているのか、生きていて良いのか自問自答し続けることになります。

次第に授業についていけなくなり、日々の学校生活にも身が入らず、徐々に学校から足が遠退き、一日中家に居る日々を送ることになってしまいました。親から心配され、何かと聞かれた時も、黙ったままでした。病院にも行かされましたが、薬を出されるだけで、何も改善されず、数回で通わなくなってしまいました。
それからは家でも誰とも話さなくなり、寝ているか、ネットでゲームをしているかの毎日を送り、日にちや曜日の感覚もなくなり、部屋中にゴミが散乱するようになってしまいって「あの頃は、何もやる気が起きなくて、ゴミとかも気にならなくて、“うつ”だったんじゃないか」と振り返っています。
そんな時に、親が部屋のドアの隙間から『茗荷谷クラブ』のパンフレットを入れてくれましたが、その時はすぐにどこかにやってしまいました。しばらく経って、ほんの少し元気が出てきたのと同時に、このままじゃいけないという焦りを覚えましたが、この頃のAさんは人と会話をするなんてことが想像も出来なくなっていて、まずは人に慣れることから始めようと思い、以前に親がドアの隙間から入れてくれたパンフレットを探し、ようやく『茗荷谷クラブ』にたどり着きました。


初めて茗荷谷クラブに来たAさんは、とても緊張し、またイライラしているように見えました。それでもこちらから自己紹介をしたり、話しかけると、目線は合わないものの、しっかりした声で答えてくれました。
それからAさんは「この“居場所”は、何もしなくてもいい空間であり、何も期待されない、それが楽だった」茗荷谷クラブに通い始めます。はじめは人の目が気になり、ほとんど喋れませんでしたが、次第に持ち前の豊富な知識で、いろいろな人と話せるようになっていきました。しばらく経つと、自然と人と話が出来るようになっており、外に出る不安もかなり減ったようでした。自分の好きなことができ、生きている感覚を少しずつ取り戻しつつあり、「同じような経験し、同じような想い持つ仲間がいて、ホッとした」とAさんにとって茗荷谷クラブが自分でいられる場所になっていました。

しかし、年月が経つにつれ、楽な場所から考えさせられる場所に変わっていきます。人に慣れ、話せるようなりましたが、同時に漠然とした不安を感じるようにもなったそうです。それは仲間が少しずつ社会に出て行く姿を見てきたことと、この“居場所”は「守られた空間で、現実の世界とは違った空間」であると考え始めたからだと語っています。

そんなAさんに次の一歩を踏み出すきっかけとなったのが、職場体験でした。アルバイトもしたことがなく、働くことのイメージすら持てなかったAさんでしたが、職場体験によって働くことが身近に感じられ、「意外と出来た」という感想を持つことが出来ました。それまでは、Aさんにとって働くことは自分から離れたところにあって、自分とは繋がりのないもののように感じていましたが、実際に仕事を体験してみると「生きる営みの上に、仕事を感じられるようになった」そうです。それから自分の足でハローワークへ行き、仕事を探し始めました。何度も何度も挫折を繰り返し、その度に落ち込み、愚痴を言っていたAさんは今、知り合いの紹介で入った会社で働いています。時折、茗荷谷クラブに顔を出しては、仕事の様子を聞かせてくれて、今ではAさんの仕事の愚痴が、私達にとって何とも愛おしく感じています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ここでご紹介したAさんのケースは、ほんの一例に過ぎず、実際は一人ひとり違った背景を持ち、様々な立場や想いを抱えています。残念ながら社会復帰までお力添えできない方々もたくさんいらっしゃいます。
そのひとつに経済的な厳しさから、茗荷谷クラブを辞めざるを得なかった方もいます。親御さんにゆとりがある間は良しとしても、定年退職等を機に続けるのが難しくなってしまっている現状です。しかし、Aさんのように社会に出るまでにはどうしても必要な時間があります。確実に社会へと戻ろうと、そこで生きていこうと決意をするための時間と“居場所”を彼らに提供していただきたいのです。皆様には、何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

ご寄付いただいたお金は、利用者の方のサークル活動、職場体験活動、春夏の合宿活動、社会参加のための聴講などに使用させていただきます。なお、賛助会員の皆様には、HPにお名前を掲載させていただき、ご希望の場合は報告書を送付させていただきます。



お振込み先

みずほ銀行 池袋支店
普通 1534674 (社)青少年健康センター

連絡先
TEL 03-3941-1613 FAX 03-3941-1613
受付時間 月〜土 10:00〜18:30(月 21:30まで可)
Mail club.myoga@gmail.com

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